青森県の外国につながる子どもたちと、
その周りの子どもたちの豊かな学びと健やかな成長のために
NPO法人ひろだい多文化リソースルームとは
設立の目的
ひろだい多文化リソースルームは、青森県を中心に、外国につながる子どもの学びと健やかな成長を支援し、多様な言語・文化を尊重する多文化共生社会の実現を推進するためのネットワーク拠点として、弘前大学教育学部内に設立されたNPOです。教育委員会・学校と連携して学校内での日本語支援を行うほか、子どもたちが孤立することなく、自分の道を切り開くことができるよう、学校外の居場所・交流事業やキャリア支援事業も展開していきます。
設立の背景
青森県でも、日本語指導が必要な子どもは、徐々に増えてきています。しかし、外国人がそれほど多くない散在地域であったため、これまでは支援のしくみがあまり整っていませんでした。そこで、弘前大学が令和2~4年度に文部科学省の「多文化共生に向けた日本語指導の充実に関する調査研究」事業を受託し、教育委員会と連携して支援体制を構築、その拠点として多文化リソースルームを開設しました。令和5年度以降はNPO法人化し、持続的に地域貢献できる体制を整えました。
ご挨拶(理事長)
日本は、さまざまな国から来た外国人住民がともに暮らす多文化社会へと、確実に移行してきています。これまで外国人住民が少なかった青森県も、その例外ではありません。人口減少が続く中、社会経済を支える存在として今後ますます外国出身の方々の存在が重要になってくるでしょう。
そこには、子どもたちもいます。成長の途上で来日し、あるいは外国人保護者のもとで成長し、異なる母語・母文化を継承している子どもたちです。こうした外国につながる子どもたちが、自らの母語や母文化を大切にされながら、日本人の子どもたちとともに笑顔で豊かに学んでいけるように、そして、日本社会で生き生きと活躍していくことができるように、取り組んでまいります。
子どもたちのために、そして、多様性と包摂性を満ちた未来の青森県のために、多くの皆様とご一緒に歩んでいきたいと願っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。
NPO法人ひろだい多文化リソースルーム
理事長 吉田 美穂
弘前大学教育学部との連携
NPO法人ひろだい多文化リソースルームは、弘前大学教育学部と連携協定を結び、大学内に拠点を置いています。
文部科学省委託「多文化共生に向けた日本語指導の充実に向けた調査研究」事業(2020〜2022年度)をはじめとする大学の研究成果を生かし、教職大学院生や教育学部の日本語教師養成プログラム履修者などが支援員として活動することで、大学としても持続的に地域に貢献することを目指しています。
ロゴについて
このロゴは、グローバル&多文化の理念を反映し、青森県の外国人につながる子どもを支える象徴として制作しました。青森の持つ魅力と未来への期待を表現しており、皆さんの活動に一層の力を与えることを願っています。
制作者:孫 吉良(弘前大学大学院地域共創科学研究科修士課程)
法人情報
法人名 | NPO法人 ひろだい多文化リソースルーム |
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所在地 | 〒036-8560 青森県弘前市文京町1番地 弘前大学教育学部内 |
TEL/FAX | 0172-30-9145 |
開室時間 | 毎週月~金曜日 9:00~17:00 |
役員(理事・監事) |
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